the GIMPでのカラーマネジメント †概要 †the GIMPはバージョン2.4より、カラーマネジメントまわりが大きく強化された。ここではバージョン2.6.4をもとに、各機能や設定項目について解説する(現在執筆途中のため、古い情報も含まれます)。 バージョン2.2.xおよび2.3.xに関しては、別ページにこれまでのメモがあるので参考にしてほしい。 環境設定 †環境設定ダイアログの色管理セクションにカラーマネジメント関連の項目が用意されている。
RGBプロファイルとモニタプロファイルに関しては、指定がなければsRGBで代用される。 「操作モード」の選択 †画像を画面に表示するにあたって、どんな変換を行うのかを指示するのが、操作のモードである。必要に応じて適当なものを選択しよう。 この変換は画面表示のために内部的に行われるものなので、編集中の画像データは変更されない。
モニタプロファイルの選択 †WindowsまたはMac OS Xでシングルモニタ環境であれば、システムのモニタプロファイル使用を優先にチェックを入れておき、モニタープロファイル欄は触らずにおいてもよいだろう*1。 Windows以外でGIMPを使う方は、Xサーバにモニタのプロファイルを登録しているのなら同じようにチェックを入れるだけでもよいが、基本的にはモニタープロファイル欄で選択しておいた方が確実である。 また、マルチモニタ環境の方は、メインで使用するモニタのプロファイルをモニタープロファイル欄で選択し、チェックの方は外しておく。 「ファイルを開く時の挙動」の選択 †
![]() カラースペースの確認 †画像のカラースペースは、画像の情報(ドキュメントウインドウの画像|画像の情報)または、プロファイルの割り当て・変換ダイアログ確認できる。 ![]() ただし、カラースペースの割り当てがない画像はそのことが判別できない(環境設定のRGBプロファイルが表示される)ので注意。割り当てがないことを確認するには、icc_colorspaceプラグインをインストールし、カラースペースの割り当て・変換ダイアログを表示させればよい。また、ダウンロードページにあるパッチを適用してソースコードからビルドすることで、割り当てのないことを確認できるようになる。gimp-painter-のWindows用バイナリ(最新のもの)にはあらかじめこのパッチが適用されているので利用されたい。 画面上でのカラーのプレビュー †GIMPの画面表示に対するカラーマネジメントは、ディスプレイフィルタの機構を利用して実現している。ディスプレイフィルタの一覧を確認すると、「色管理」というフィルタが有効になっているはずだ。 もし無効になっているか、色管理フィルタ自体が登録されていない場合はカラーマネジメントが正しく機能していないので注意されたい。 また、旧式のカラーマネジメント用フィルタとして「色合わせ」というものも残されているのだが、色管理フィルタと併用するのは厳禁である。 カラースペースの割り当てと変換 †※GIMPでは、新規画像へのカラースペースの割り当ては行われない。割り当てのない画像は環境設定のRGB作業スペースとみなされるけれども、あくまでもみなされるだけなので注意しよう。基本的には、手動で割り当てを行うことをお勧めしたい。 カラースペースの割り当てや変換を行うには、ドキュメントウインドウより、画像|モード|カラープロファイルの指定...またはカラープロファイルの変換...を実行する。 ![]() ![]() 上記のようなダイアログが現れるので、割り当てる(または、変換先の)カラースペースのプロファイルを選択し、指定(変換)ボタンをクリックすればよい。 icc_colorspaceプラグイン †こちらはPhotoshopの「プロファイルの指定」と「プロファイル変換」とだいたい同じような構成になっている。ダイアログのレイアウトが異なるが、特に迷うことはないだろう。後述のSeparate+の圧縮ファイルに一緒に収録されているので、そちらをダウンロードすれば入手できる。 GIMP 2.4以降の標準機能との違いは、(1)プロファイルが埋め込まれていないことを確認できる(2)埋め込まれたプロファイルを破棄できる(3)Photoshop CS2での結果を再現する「絶対的な色域を維持」インテントが選択できる(4)プロファイルの選択方法がseparate+と同じく簡便になっている、の4点。icc_colorspaceプラグインは、将来的に抽象プロファイルやデバイスリンクプロファイルのサポートを追加する予定である。 ![]() 上のスクリーンショットは、現在埋め込まれているモニタのプロファイルを破棄して、Adobe RGBのプロファイルに差し替えようとしているところだ。画像メニューの、モード|Assign colorspace(カラースペースの割り当て)...よりアクセスできる。 ![]() こちらは、sRGB→Adobe RGBへの変換を「知覚的」のレンダリングインテントで行うところ。画像メニューの、モード|Convert colorspace(カラースペースの変換)...よりアクセスできる。 ファイルの読み書き †GIMPにおいて、埋め込みICCプロファイルに対応するファイル形式は以下の通り。
CMYKの扱い †今のところ、GIMP自身はCMYKモードの編集をサポートしていない。 GIMPからCMYK画像を出力したい場合には、separate+を利用する。 separate+の使用 †公式サイトに基本的な使用手順の説明ページが追加されたのでそちらを参照していただきたい。 おまけ † |